|   144MHz帯−FMでのRSリポート「51」はあり得ない | 
          
          
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            144MHz帯FMや430MHz帯FMで良く耳にするRSリポート「51」について、R5段階中最高値の5である「完全に了解出来る」 
      と、S9段階中最低値の1である「微弱でかろうじて受信出来る信号」を組み合わせたリポート「51」。 
      つまり「微弱でかろうじて受信出来る信号だが完全に了解出来る」となるが、かろうじて受信出来る信号が完全に了解出来るのか? 
      と疑問に思う。 
      この「かろうじて」と言う語句をどの様に解釈するか? と言う事もあるが、「かろうじて」と言うぐらいだから極めて弱い信号であると 
      言う事が感じられる。 
       
      信号レベルが下がればC/N比も下がる。 
      つまり、かろうじて受信出来る程微弱な信号ならばC/N比がかなり悪いし、それに準じてAF信号のS/N比、歪率も悪くなる。 
      C/N比やS/N比が下がれば、ノイズ成分の中に信号が埋もれて行き、AF信号よりノイズの方が目立って来る事となり、 
      その中よりAF信号すなわち音声を認識する事が難しくなる訳である。 
      また、歪率が悪くなると言うことは、音が割れたりモゴモゴした音となり、やはり音声として認識することが難しくなる訳である。 
      つまり、この様な状況と成るために「微弱でかろうじて受信出来る信号」では「完全に了解出来る」程AF信号の再現性は無く「微弱 
      でかろうじて受信出来る信号」と「完全に了解出来る」との組み合わせはあり得ないとの結論に達する。 
       
      また、無線機に付いているシグナルメーターの指示がSでは無いと言うことについては、シグナルメーターを駆動する基の信号は 
      どの段階のものなのか? 
      信号入力後の増幅器の部分からなのか? 検波回路の後なのか? ミキサーの後なのか? 
      どの部分からの信号をどの様に用いるのかによって個体差が生ずる。 
      また、目的の周波数の上下に信号を受けていれば当然影響はある。(妨害比や選択度などの関連)上下でなくとも、目的の信号から 
      同じ若しくは同じに近い間隔で複数の信号を受けていても影響が出る。 
      また、目的の周波数の近くに信号以外の雑音(外来ノイズ)が発生しても同様に影響が生ずる。 
      従って、メーターの指示はあくまでも参考とし、最終判断は実際に受信し自分の耳で聞いて感じた値をS値とした方が無難であると 
      言える。 
      もし、無線機に付いているシグナルメーターが指示する値がS値だと言うのならば問いたい。 
      シグナルメータの付いていないハンディ機や古いタイプの無線機の場合、どの様にS値を伝えればよいのか? 
      指示するメーターが付いていないから「S不明」とでも言うのだろうか? 
       
      これは論外ではあるがRSリポートを「5・0」と送った者が居た。 
      受けた方も何の疑問も持っていなかったようだが、信号強度の分類は1〜9の9段階しかない。 
      これから見受けられる事は「RSリポート」の本来の意味を全く知らずに運用していると言うことである。 
      信号強度「0」と言ったなら、信号が無い状態ではないのか? | 
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            |   コンテストでの呼出周波数使用は禁止すべき | 
          
          
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             V/U帯まで参加出来るコンテストに於いて、呼出周波数をコンテストのアナウンスに使用する人達が多いですが、呼出周波数は 
            コンテストに参加する人達だけの物ではありません。 
            コンテストに参加しない人達も自由に「CQ」や特定局呼出に使用出来るのです。 
            しかし、コンテストに入れば、入れ替わり立ち替わり呼出周波数にてコンテストのアナウンスが行われ、コンテストに参加しないで、 
            ゆっくり無線を楽しみたい人達にとっては入る隙間が無いと言う事もあります。 
             コンテストと言っても、JARLが主催しV/Uでも参加出来る国内コンテストは年3回ですので、そうそう回数が多くは無いと言う方も 
            居られるかも知れませんが、何もJARL主催の全国規模なコンテストだけではありません。 
            地方支部が主催するコンテストもあり、各都道府県支部で単独に行われるコンテストもあります。 
            そうなりますと、隣県で行われているコンテストでも、聞こえてくる機会は少なくはないでしょう。 
            また、各種団体(社団局やクラブ、企業など)が主催するコンテストもあります。 
            それらを含めますと年3回では済まないのが実態でしょう。 
             その都度その都度呼出周波数をコンテストのアナウンスに使われますと、先にも書きましたがコンテストに参加しない人が「CQ」や 
            特定局呼出に使えないです。 
            コンテストに参加している人達全員が呼出周波数をアナウンスに使用している訳ではないでしょうが、使用している人達によって 
            参加しない人が追いやられてしまう事にもなってしまいます。 
            中にはコンテストに参加していない人が「CQ」を出していれば、その局をコンテストのポイント目当てに引っ張り込む人も居りますし、 
            無視して被せて来る人も居ります。 
            何もコンテストに参加している多くの人は、呼出周波数でコンテストのアナウンスを待っている訳ではなく、コンテストに参加している 
            人をバンド内サーチして探しますから、呼出周波数を使う必要性は無いと思うのですが。 
             HF帯には呼出周波数と言う物はありませんが、立派にコンテストに参加しています。 
            何故V/UのしかもFMではそれが出来ずに呼出周波数を直ぐに使いたがるのでしょうか? 
            誰かが使っているから自分も使うと言う事であり、右にならえ、悪く言えば「バカの一つ覚え」なのでしょうか!? 
            それとも、「呼出周波数」なのだから、コンテストの呼出をもする所だと考えているのでしょうか? 
            いずれにせよ、V/Uで参加する人達によって呼出周波数をコンテストのアナウンスの場に使われる事で、コンテスト期間中の無線 
            交信を諦めている人達も居るだろうし、居ると考えるべきでしょう。 
             私はコンテストに於いての呼出周波数使用は禁止事項にするべきと思いますし、禁止になっても全く支障はありません。 
            もし、呼出周波数が使えないと困ると言う人が居れば、それは単なる甘えであって未熟者以外の何者でもないでしょう。 
             現在、JARLへ『コンテストに於いての呼出周波数使用を禁止事項にして欲しい』と要望を入れております。 
            JARLがどの様な判断をするかは判りません。 
            少なくとも、呼出周波数を入れ替わり立ち替わりコンテストのアナウンスに使用される事で、「CQ」も特定局呼出も出来ずに遠慮して 
            いる人達も居ると言う事を理解して貰いたい物です。 | 
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